ジャン・ポール・ゴルチエ。1952年4月24日、フランスのパリに生まれる。
祖母がクチュリエールだった事もあって、幼い頃から祖母の仕事やオートクチュール・コレクションの様子などを目の当たりにしていた事にもより、ジャンポール・ゴルチエがファッションやデザイン、モードに興味を持つのは、極々自然な事であった。
18歳の時に描いたデッサンにより、あの「ピエール・カルダン」に才能を見抜かれ、彼の下で修行を積む。ジャンポール・ゴルチエは、ピエール・カルダンだけではなく、ジャック・エステレルやミシェル・ゴマ、アンジェロ・タルラッチなどの元でも経験を積んでおり、デザインにおいて伝統や文化的な要素を取り入れる手法などはこういった時機によって培われたものだといえよう。
70年にピエール・カルダンのメゾンに入り、71年にジャン・パトゥのアシスタントに抜擢。77年プレタポルテにデビュー。78年にオンワード樫山とスティリスト契約を結び独立。
ジャンポール・ゴルチエの作品の特徴は装飾の部分において、新しく造形するのではなく、既に存在するものを違った観点から捉え見せ方を工夫する事により、見るものに新鮮さと関心を与え、革新的な要素をモードに取り入れる事に成功している部分である。空き缶を使ったブレスレットなどがそれにあたる。
1980年代に入ると、レディース、メンズ共にセクシュアリティーを際立たせるアイテムを発表するようになり、「マドンナ」にコンサートツアー用の衣装を提供、「コーン・ブラ」や「ボンテージ・ルック」などが話題となる。
87年、第2回「オスカー・ドゥ・ラ・モード」受賞。
1997年、オートクチュール部門コレクション・デビュー。ジャンポール・ゴルチエならではの「リミックス要素」を取り入れたデザインはオートクチュールにおいても健在で、卓越した技術力により、オートクチュールらしさを発揮し、その中にも意外性や斬新さを取り入れ、見るものの心を捉えて放さない魅力を与えている。
98年、初めて東京でコレクションを発表。
現在のジャンポール・ゴルチエ・ブランドのライン・ナップはプレタポルテ部門の「ジャンポール・ゴルチエ」、オートクチュール部門の「ゴルチエ・パリ」、レディース、メンズ統合のセカンド・ラインの「JPG」がある。
また、ミュージック・シーンにおいて「マドンナ」や「イヴェット・オルネル」にステージ衣装提供、映画界においても衣装製作を行い、多方面において活躍し、ブランド価値を確立している。
アーペーセー アレキサンダーマックイーン イヴサンローラン イッセイミヤケ
ヴィクター&ロルフ ヴェロニクブランキーノ エルメス クリスチャンディオール
コスチュームナショナル コムデギャルソン ジバンシー シャネル ジャンポールゴルチエ
ジュンヤワタナベ ズッカ ステラマッカートニー セリーヌ バレンシアガ
フセインチャラヤン ヘルムートラング ポール&ジョー マルタンマルジェラ ヨウジヤマモト
ラフシモンズ ルイヴィトン ルシアンペラフィネ ロエベ エミリオプッチ グッチ ヴェルサーチ
フェレ アルマーニ ジルサンダー ドルチェ&ガッバーナ ニールバレット フェンディ
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